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事件のつづき~行方不明


結局、息子はどうしていたのかというと…

まず、土手を上がって、橋を渡り、反対岸の土手に向かったそうです。

確かに「向こう側も走れるみたいだね、帰りは反対側を戻ろうか。」と話していました。
でも「新幹線のところまで行こう」とも言っていたし、
河口まで10kmの標識のところで「あと10kmで海なの?じゃあ海まで行きたい!」
「無理だよ」などと会話していたので、なぜここで反対側に渡ったのでしょう。

そこが今回の肝、大人と子供の違いと思うしかないかな~というところです。
息子は東横線の鉄橋を、新幹線も通っているものだと思ったのだそうです。
だから、ここで反対側に行くのは当然と、土手を上がるのが当然と思って
階段を無理して上がったとのことです。
僕が、たぶん橋をくぐった先から土手上にあがって、そこで合流して反対岸に一緒に行くつもりだったようです。

でも、土手上で車止め柵の狭い隙間をやっとのことで自転車をすり抜けさせて待っていたのに
いつまで待っても僕が現れないので先に反対側に渡ったのかなと一人で橋を渡って行ってみたんだそうです。

そこの僕がいるはずもなく、また反対岸は道路はあってもサイクリングロードはなかったようで、
息子は息子で橋を行ったり来たりしながら探していたそうです。

つまりそれぞれ縦と横で行ったり来たりしていたので、すれ違うこともできなかった、
ということです。

結局息子は、こんなに会えないならクルマのあるところまで戻るしかないと思い、
クルマまで戻ったそうです。
来た道を戻ったということなので、恐らく僕より先に行ったんだと思います。
じゃなければ僕がクルマに戻ってからまた綱島に戻る途中ですれ違えたはずですから。
まあ判断は正しいですね。


じゃあなぜクルマのところで出会えなかったのでしょう。
どうもクルマに戻っても僕の姿がなかったので、トイレに行ったり、その辺をうろうろしてしまったようです。



クルマのところでも息子を見つけられなかった僕は、
やっぱり綱島あたりにいるのか、海に向かってしまったのか、と考え
もう一度同じルートで綱島に向かいました。
その途中で家に残っているママに電話し「はぐれた。連絡なかった?」と、
でも「電話番号覚えてるわけないし、どうやって電話するのよ。」と捲し立てられ…
しばらくして「警察には届けたの?」とメールが。

もう一度橋を越えて、新幹線を超えて少しさびしいあたりまで探しました。
その時点で7時。暗くなり始めていました。

さすがにもう自力では探せないと覚悟しました。
(だいいち、自転車の前照灯は息子が遊びで外したっきりです)
綱島のあたりなら交番があるだろうと、土手を上がって駅前に交番を見つけ飛び込みました。

が、お巡りさんの姿はありません。パトロールかな、でもなにも出てないし。
と思いながら、まず自転車の前照灯を入手しようとあたりを見回しヨーカドーへ。
ダイソーにありました。

もう一度交番に戻りましたが、まだお巡りさんはいません。
7時半近く、仕方なくそこから110番でどうすればいいか聞きました。
目の前の電話で291をかければ管轄の本署へつながるとのこと、
港北警察署の地域課につながりました。

状況を説明しますが、ふんふんとりあえず聞いときますみたいな…
「持ち物は?」「ありません」
「何か名前の確認できるものは?」、リュックは僕が預かっちゃっているし、自転車も登録もしてないし、
こんなので意味あるのか、と思っていましたが、
「それでは県内に手配をかけますので・・・」といわれ、
「あっ、大変なことだな。動いてくれるんだ。」とちょっとホッとしたとともに緊張もしました。

「小学校3年生だし、クルマに戻ることぐらいはできるはずなのですが、そこでも会えなかった」と
クルマを置いた場所も説明すると、そちらにも警察官を向かわせますとのこと。

僕もとりあえずクルマに戻りますと伝え、携帯の番号を伝えてそこを離れました。
8時近くすっかり暗くなっていました。

暗い中を走りながら、どこかで息子も一人でいるかと思うと罪悪感がこみ上げてきました。
少しでも早く戻りたいと、疲れ切った足でペダルをこぎ続けました。

途中ママからメール「警察が上履き取りに来るって。」「???なんで???」
「警察犬を出動させるって」、なんかとんでもないことになったな、
考えたくないけど、事故や事件の可能性も頭をよぎりました。
今日中に見つからなかったら、取り返しのつかないことになったらどうしよう、と相当不安になりました。


日産スタジアムの橋まで来た時、携帯が鳴りました。
「刑事課の○○ですが、もうクルマに着きましたか?こちらも向かってるんですが・・・」

あと1分くらいのところまで来た時、もう一度携帯が鳴りました。
今度は警察署から、
「息子さん、見つかりました。クルマのところで泣いているのを警察官が発見しました。
今クルマのところで待っています。」
全速力で(のつもりで)クルマに戻りました。
2人のお巡りさんに付き添われて息子が泣きじゃくっているのが見えました。
僕の顔を見たとたん、笑顔になっておどけてふざけ始める息子でした。

ほどなく刑事課のお巡りさんも到着。
「お父さんが悪いんだよ、相手は子供なんだからちゃんと責任を持って見なきゃ。振り返るとか、前を走らせるとか。」

本当に言われるとおりです。

とんだ人騒がせをしてしまいました。
お巡りさん、ご迷惑をおかけしました。本当にありがとうございました。
その場で引き渡し書にサインをして、やっと帰途に着く事が出来ました。

しかし何キロ走ったんだろ?お尻の皮がむけそうです。
おしまい。
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事件ですな

何もなくて良かった
それだけ1人でも色々できるようになったということでもあるかもしれないですね
無事でよかった

笑い話で済んだから良かったですが…
ひとりじゃどうしようもなかったので、お巡りさんの今までお世話になったのとは全然違う連携プレーに感謝です。
プロフィール

タクマロン

Author:タクマロン
横浜市青葉区在住。

2004年3月、3年ほど乗った16Vに次ぐ2代目として
赤象=95年式デルタ・コレッチオーネを購入、
2009年5月には2台目として赤蛇=98年式アルファGTV3.0を追加、
しかし2010年10月には、GTVから青ウーパールーパー=2004年式フィアット・ムルティプラへ乗り換えました。

イタリア車にまみれた日々の生活の中で、
クルマや息子のことなど綴っていきます。

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